有峰なぜ?なに?博物館 |
<関連項目>有峰ダム、平成12年度公共用水域水質測定結果(環境省)
植生ほか
ブナ、ナラ、カバノキなどの温帯性森林植生が大部分を占め、標高1600m以上はネズコ、コメツガなどの亜寒帯性森林植生となっている。
森林内には、ツキノワグマ、ニホンカモシカ、ニホンザル、ホンドキツネなど18種の哺乳類が確認されている。
最深積雪は3〜4mで多いときは5mに達し、10月下旬には初雪が降ることが多い。
保安林
有峰森林全体が、水資源の涵養や土砂の流出防備等を目的とした保安林に指定されており、荒廃した森林ではその復旧と保全を図るため治山事業を実施している。
自然公園
全体が有峰県立自然公園に指定され、ビジターセンターやバーベキュー広場のほか、野外ステージ、テニスコートなど各種施設が整備されている。
ダムへの寄与
有峰森林の適正な管理により山崩れなど土砂流出が少ないことから、ダム完成50年を経ても土砂堆積による貯水量の減衰は1%未満と大変少なく、他のダムに比較しても長いダム寿命が期待されている。
有峰森林のあゆみ(年表)
有峰の森林は、ブナ、ミズナラ等の有用広葉樹が利用された時期、公団造林や県行造林等の拡大造林が実施された時期、さらには、昨今のように公益的機能発揮のための森林の維持管理が主体である時期など、その時々の時代を反映して成り立っているようです。(富山県有峰管理事務所「ありみね」参照)
現在の有峰における森林管理で特徴的ことは、保安林の保全を目的とし「主伐」を行わず維持管理していることだそうです。
(2005/1/28 柳川調べ)