有峰なぜ?なに?博物館 |
この写真は1994年9月15日に写したものです。
この年は記録的な渇水を見た年で、ダムの有効水深73mが、40m下がって33mになったときの写真です。姿を現わした湖底を歩きました。渓流跡にささやかな石積み護岸がああり、その水を利用した棚田が広がっています。
姿を現わした湖底を見て考えさせられたことは、平成の生活感覚で見てはいけない。どんなに新しくても昭和初期の生活感覚で見るべきだということです。そんな意味で先生のお言葉「湖底に沈んだ昔の文化を、澄んだ水を通して現代につなげる一つの絆」に清清しい共感を覚えるのです。
長井真隆氏(2003/5/20)