有峰なぜ?なに?博物館

目次に戻る <前の項目>エゾタンポポとセイヨウタンポポ
<次の項目>

有峰に多いタンポポは2種類で、日本産のエゾタンポポと外国産のセイヨウタンポポです。猪根平にはエゾタンポポが多く、林道沿いなどの道端にはセイヨウタンポポが多いようです。

2種の簡単な識別ポイントは総包外片です。総包外片がくっついていればエゾタンポポ。反り返っていればセイヨウタンポポです。しかし、最近、両者の間で雑種が生まれ繁殖していることがわかっていて、外見では見分けがつきにくくなっています。

もうひとつの識別ポイントは花の時期です。エゾタンポポは年に1回(6月頃)だけ花をつけます。セイヨウタンポポは季節に関係なく何度も花をつけます。夏や秋にも花をつけているタンポポがあれば、セイヨウタンポポあるいは、雑種と推測できます。

注 猪根平
有峰の中心地。ビジターセンターや有峰ハウスがある。有峰ダム建設時の基地。
電源開発完了後は、芝生広場などが整備された


<関連記事>有峰森林文化村新聞 2005年7月9日 第80号より抜粋