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有峰村民の皆様と、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2020年7月10日 第445号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/吉江 良
(発行日現在の有峰村民人口:1,195人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「有峰お一人様女子旅応援」募集案内
◆有峰ダム着手以来100年                中川 正次
◆「山開き歓喜の集い」実施報告            有峰森林文化村
◆編集局からのお知らせ                 
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◆「有峰お一人様女子旅応援」募集案内
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 大自然を活した癒やしメニューを『女子限定』1人旅を対象に実施する行事
を今年度より新規に
開催しますので、募集案内を掲載いたします。

1 目的  有峰の大自然の中での癒やしをテーマに、自然の中での森林浴やリラクゼーション
(ハンモック体験、チーズフォンデュの昼食など)のメニューを、女子限定で行うもの。    

2 主催  公益社団法人 富山県農林水産公社

3 講師 富山県自然解説員  平野妙子氏

4 開催日程  令和2年8月2日(日)・・・日程は変更となることがあります。
  
8:30  富山駅北口出発
  9:20  立山あるぺん村出発(途中乗車有)
 10:00  有峰湖展望台でダムの説明、記念撮影
 10:20  有峰ビジターセンター着(始まりの会)
 10:30  猪根平周辺を散策しながら、森林浴
 12:00  昼食(バーベキュー広場でチーズフォンデュ)
 13:30  バス乗車(冷夕谷キャンプ場へ移動)
 14:00  冷夕谷遊歩道散策(途中効き茶でリラックス、プチ音楽会) 
 16:00  終わりの会
 16:20  バス乗車
 17:00  立山あるぺん村出発
 18:00  富山駅北口着

5 募集内容
  ① 対象者 :一般女子(高校生以上)
  ② 定員  :13名
  ③ 参加費 :3,500円(バス代2,000円、昼食代1,500円(講師へ直接支払分) )
  ④ 交通手段:当方が契約するバスに次のいずれかの場所からご乗車ください。
       富山駅北口 8:30発   立山あるぺん村駐車場 9:20発

6 募集期間  7月3日(金)~7月24日(金)

7 申込方法:ハガキ、FAXEメール(info@arimine.net)で申込み下さい。
  (申込内容) ①郵便番号、②住所、③氏名(ふりがな)、④性別、⑤年齢、⑥電話番号、
       ⑦乗車場所(富山駅北口 または あるぺん村)

8 宛先及び問合先
  〒930-1458 富山市有峰26-15 有峰ビジターセンター 担当 矢野
  電話FAX兼用 076-481-1758 Eメール:infoarimine.net

9 その他  
 ・林道が通行止の場合や、悪天候の場合は行事を中止します。
 ・あるぺん村での駐車については、あるぺん村側には停めないで、道路を挟んだ向側の
 敷砂利駐車場をご使用下さい。

 ・携行品:カメラ、筆記用具、水筒、保険証、カッパ、靴(長靴、登山靴、スニーカー
等)、長袖・長ズボン・帽子(ハチ被害を防ぐため黒は避ける)、雨具など.

【新型コロナウイルス感染症拡大防止にあたって、以下にご留意願います。】
・行事が中止・変更(募集人数や参加方法の変更などを含む)となる場合があります。
・発熱・風邪症状のある方、直近2週間で海外渡航歴のある方や、高齢・基礎疾患を
お持ちの方の参加自粛をお願いします。
・咳エチケット、手洗い、アルコール消毒、相互接触回避にご協力をお願いいたします。
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◆有峰ダム着手以来100年                中川 正次
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 1920年に、富山県が有峰の土地を買収して電源開発に着手して100年。有峰
ダムが1960年に完成して60年たった。当初設計時も完成時も、巨大な開発で
あったことは間違いない。

 中国の長江をせき止めて作られた三峡ダムは、世界一のダムである。この
ダムを作るために住民を強制移住させた問題、人口3千万人の重慶市が上流
にあって工業・生活排水対策が不十分である問題、戦争になったら狙われる
施設であることの問題などが指摘されている。そのうえ、2020年6月の豪雨で
ダム決壊を心配する声も上がっている。有峰ダムは優秀なダムであるが、三
峡ダムは問題点だらけである。

 JR東海が進めているリニア新幹線が、頓挫しつつある。コロナ禍を考える
と、もはや顔を突き合わせての情報交換の必要性も減退した。地球温暖化を
防ぐためには、鉄道・船がよろしい。自動車・飛行機はよろしくない。既存
の鉄道網とネットワークを組めないリニア新幹線は論外である。リニア新幹
線は国策であるという人たちに対して、静岡県の川勝知事は、大井川の水を
論点として戦っている。誰が国策と決めたのであろう。誰にとっての利益な
のだろう。

 山開き歓喜の集いに参加して、部屋割りで同室となった人と、2日目の朝、
そんな話をした。

 有峰森林文化村憲章は次の5つからできている。
 ・森の息吹きに触れいのちの循環を学びます。
 ・生き物が気ままに住める環境を守ります。
 ・森の恵みと人の営みを語り継ぎます。
 ・森を見つめて自分を見つめなおします。
 ・有峰を愛する人の輪を世界に広げます。

 有峰から地球全体のことを考える視座なくして、有峰森林文化村の価値は
ない。

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◆「山開き歓喜の集い」実施報告            有峰森林文化村 

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 朝から断続的に降る雨の中、参加者26名と講師の方々4名をお迎えして、
7月4日(土)~5日(日)の2日間「山開き歓喜の集い」を開催しました。前
日からの悪天候で実施が危ぶまれる状況でしたが、到着した皆さんは、久し
ぶりの再会を喜びあいながらの和気あいあいとした雰囲気でした。

 ビジターセンター内で昼食をとり、13:00から始まりの会を開催しました。 
次長挨拶では例年の挨拶に加え、文化村でのコロナ対策についても述べまし
た。対策としては、バス乗車や宿泊部屋の人数制限をし、3密を避けるため
に食事時間を班分けしてずらすなどに配慮、変更しました。

 その後、1日目の予定は東西半島遊歩道散策でしたが、残念ながら断念し、
急きょビジターセンター前の樹木園を歩くコースに変更しました。雨の中で
したが、木内講師の実体験に基づいた面白い話に引き込まれて、楽しい散策
になりました。また、子供たちが木の実を拾ったり、水たまりに入って水は
ねを楽しんだりする可愛らしい姿も見られました。

 その後ビジターセンターで、木内講師が持参された小冊子の説明を受けま
した。その間に子供達とはネイチャーゲームをすることにしました。急きょ
決めたゲームでしたが、お母さんたちも参加されて賑やかな声が響きました。
 
 予定より少し早い時間でしたが、有峰ハウスにチエックイン。
 例年では夕食後に文化村指導員も参加して、有峰村民の親睦を深める交流
会や音楽会をするのですが、今年は残念ながらそれも断念し、20:00から
木内講師の「山菜のお話」を聞きました。意見や熱心な質問があり、時間を
延長しての勉強会となりました。
 
 2日目は9:00にビジターセンターに集合。澤田恵美子子講師の指導の下、
わら細工やわら縄作りの体験をしました。子供達はわらで作った小さな亀に
目やリボンを付け、大事そうにもっていました。大人は縄を編むのに悪戦苦
闘。澤田講師の技術の高さとご苦労を痛感した貴重な体験となりました。

 その後、注連縄づくりを澤田講師と下野講師にお任せし、バーベキュー
広場で佐竹猛講師の指導の下、餅つきを行いました。お鏡が出来上がり、続
いてお雑煮用の餅がつかれました。佐竹講師はさすがに手慣れたものです。
 その間村民の皆さんは、木内講師とお雑煮の汁を作り、協力して山菜雑煮
が出来上がりました。また、梅ジャム付きのお餅もでき、皆さんに大好評で
した。
 
 その後は有峰のご神木「有峰大助」に新しい注連縄とお鏡をお供えし、
佐竹講師の祝詞の下、今年1年の安全を祈願しました。

 その後予定通り穴ボラ谷へと向かい、目的の山菜をお土産に採りました。

 最後にビジターセンターで終わりの会を行い、村民の皆様をお見送りして、
今年度初めての行事「山開き歓喜の集い」を終了しました。

(課題、反省点)
・コロナ感染対策ばかりに気を取られていましたが、雨の場合の対策をもっ
と綿密に考えておくべきでした。
・澤田講師がご高齢であり、後継者を探す、育てる必要があります。
・もっと小さい子供達が楽しめるような簡単なレベルのゲームも必要と感じ
ました。 
 
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◆編集局からのお知らせ                 有峰森林文化村
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◇次号の有峰森林文化村新聞は、7月24日に発行予定です。
(発行時期・回数は6月~11月は月2回、12月~5月は月1回第3週の金曜日
となっております。)
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                     有峰森林文化村助役(編集長)