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有峰村民の皆様と、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2018年6月15日 第405号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/青山和浩
(発行日現在の有峰村民人口:887人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ねじばな便り
 ~多様な社会活動を支える複式簿記           中川 正次
◆ねじばな便り
 ~山開き歓喜の集いに参加して~            八十島 大輔
◆ねじばな便り
 ~有峰を訪れて~                    竹内 健心
編集局からのお知らせ                有峰森林文化村

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ねじばな便り
 〜多様な社会活動を支える複式簿記〜            中川 正次
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 有峰大好き会の経理は、麻畠智美さんにお願いしている。彼女は、会社で
事務員をなさっていたわけではないので、経理に明るいわけではなかった。
そこで、複式簿記を、基本から教えてあげた。

 いろいろな団体が多様な活動を展開していることは、社会の豊かさの指標
である。町内会、同窓会・・・。そこでの会計は、面倒である。なぜ面倒か。
それは、立替金や預り金が発生するからである。

 例えば、会報を作って、コピーして、袋詰めして、郵便局に持って行って、
切手代を支払うという事務が起こる。一人の人がその全てをするとなると、
つらいので、当然分担となる。コピーはある人が、100円ショップで一枚5円
のコピーをしてくる。封筒は、別の人が100枚まとめ買いする。スタッフが
集まって、袋詰め作業するとなると、駐車料金が発生することがある。ファ
ミレスでやるとなると、みんなが飲んだコーヒー代も会の経費で面倒を見た
くなる。ファミレスで、誰かが、まとめて払うことになる。

 有峰大好き会に即して言えば、人数が確定すれば、大人の数・小学生の数
・未就学児の人数から、何人前の食事を用意すべきか出てくる。いただく参
加費から、食費に割けるお金を計算する。買い出しをお願いする人に、何人
前の食事を、何万円でお願いしますとオーダーを出す。多少のオーバーは問
題ないことを告げる。その人には、お金を渡さず、立て替えてもらう。買い
出しが終わったら、レシートをもらう。その人の家族の参加費が、仮に
6,000円とする。買い出しのレシートに20,300円だったとすると、村仕事の
当日、午後3時頃に、差額の14,300円を支払う。

 たったこれだけのことですら、複式簿記を使わなければ、頭がこんがらが
る。事細かに、ノートしておいて、複式簿記の伝票に書き込んで、複式簿記
のルールにしたがって処理していけば、混乱は起こらない。パソコンに入力
すればいいというものではない。伝票をしっかり書き、総勘定元帳に書き、
残高試算表を作って、ドンピシャに。こうしていれば、ストレスはほとんど
ない。領収書を集めておくことよりも、ノートをしっかりつけて、複式簿記
することこそが基本なのである。

 多様な活動が展開されている社会を作らなければならない。そのためには、
お金の経理をストレスなしにできることが普及していることが大切である。
県や市町村から補助金をもらうときに提出しなければならない申請書が、複
式簿記を前提としていないことも、ストレスからの脱却をじゃましている。
 
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ねじばな便り
 ~山開き歓喜の集いに参加して~            八十島 大輔
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 何度か有峰森林文化村新聞には投稿したこともありましたが、今までは日
程等の都合がつかず有峰森林文化村のイベントには参加したことがありませ
んでした。現地で初めてお会いした方も、私の名前を知っていたのには驚き
でしたが、いつも読んでいただきありがとうございます。ご挨拶もできてお
らずすいませんでした。

 この度、平成30年6月2、3日に開かれた「山開き歓喜の集い」に家族
3.5人で参加したので、その感想を書いてみます。
 集合は土曜日の昼前、アルペン村に集合し、青色のバスに乗車、有峰へと
向かいます。文化村職員の竹内さんと平野さんのお二人に添乗員として案内
していただき、迷うことなくバスに乗車できましたが、事前に配布されるし
おりにはバスの色だけではなく、バス会社名や、乗車場所についても図があ
ると初参加者にとっては分かりやすいのかもしれません。駐車場はアルペン
村の県道向かいの砂利敷の箇所、乗車場所はアルペン村正面バス駐車場です
よね。
 
 有峰には毎回自家用車等で行っており、バスに乗ったのは初めて、或は薬
師岳登山から降りてきた際に使ったことが1回あるかないかでしたが、有峰
林道はバスに乗ったほうが高い位置から眺められるので良い景色が見られる
んですね。有峰についた後の移動がネックですが、林道を運転せずとも来ら
れるし、飲酒も自由だし、今後はバスという選択肢も考えてみます。今回は
毎回参加されている常連の村民限定イベントということもあってか、林道内
での解説等はありませんでしたが、職員の方から林道の2車線化改良工事の
箇所の説明や、地名の由来や豆知識、残雪の残り具合から見る今年の有峰の
季節の進み具合、山菜の状況なども教えていただければより有峰に対する理
解が深まると思いますし、最低限、しおりには書いていない詳しい当日の日
程なども簡単に解説してもらえれば良かったのではないでしょうか。点呼だ
けなら2人乗っていらっしゃる意味も無いような。

 エゾハルゼミの鳴き声が響く有峰に降り立ち、ビジターセンター付近で各
自昼食をとります。早速近場でワラビなどを採っている方などもいらっしゃ
り、普通に雑草として山菜が至る所に生えている有峰に来たんだなぁと実感
しました。始まりの会では青山助役より、色、香り、肌触り、音、味、につ
いて各自ぱっと思いつく好きなイメージをし、これから行く冷タ谷遊歩道な
どでそれに似たものを探してみて、五感で有峰を味わってください、と挨拶
があり、バスで冷タ谷遊歩道へと向かいます。
 途中、沼浦谷では、今年の冬の雪崩でしょうか、その辺りの大木が根こそ
ぎなぎ倒されている壮絶な様子を伺えました。臨機応変なスケジュールは大
変なのかもしれませんが、こういう有峰の自然の厳しさが見られる面白いス
ポットで解説や体験ができると面白そうです。倒木なども、遠くから眺める
のと、近くに行って見てみるのでは迫力もだいぶん違いますし。

 冷タ谷遊歩道の散策は、もうすぐ臨月の妻は行くことができませんでした
が、2歳の娘と歩く(半分くらい抱っこ)ことができました。途中ドロドロ
の箇所もありましたが、ほぼほぼ普通の運動靴でも問題ないように遊歩道も
整備されており、整備していただいた方々には感謝です。そこまで危険性も
なく、歩きやすい冷タ谷遊歩道は幼児と歩くには良いところだと思います。
小さな沢も何度か渡るので、水遊びもできますし、階段もアスレチック感覚
です。講師の掛橋先生もいらっしゃいましたが、3,4人連れてのガイドな
どとは違いますので、全員が同じ話を聞くなどというのは厳しいですよね。
それぞれ数人で歩きながら、分散している職員の方と雑談を交わしながら散
策するというスタイルで良さそうです。ただ、初めての方が多いイベントだ
ったりすると、どこまで行くのかも、今がどのあたりなのかも、解説等も聞
けないので、不満も出るのかもしれません。私は、葉ワサビの見分けがつく
ようになったので非常に満足しています。さっぱりシャキシャキしていてと
ても美味しく感動しました。

 散策が終わったあとは、しばらくキャンプ場や湖畔での自由時間です。娘
は湖岸の砂浜で水遊びをし、全身ずぶ濡れになり大満足でした。その後夕方
となり、有峰ハウスにチェックイン、自由時間の後夕飯となりましたが、夜
の部の流れや、翌朝の集合場所、時間、チェックアウトの時間、荷物の置き
場所などの説明があれば初めての参加者にとってはありがたかったです。夕
飯はみんなで乾杯してからスタートし、そのままの流れで音楽会、交流会、
囲炉裏での山菜料理となるのですね。折角の京都から参加された方の差し入
れもあったので、文化村の職員さんも何人か一緒に宴会の最初から一緒に居
られなかったのは残念でした。乾杯の際だけでもいらっしゃって、夜の部、
翌日のアナウンスもしてしまえばスムーズかもしれません。

 しかし、ウドってあんなに太くなっても食べられるんですね。ウドの大木
という言葉もあるように、大きくなったウドは何の使い道もない、食べられ
もしないものだと勝手に思っていましたが、ウドの大木とはどの程度のこと
を言うのかよく分からなくなってきました。もっともっと大きくなったもの
のことなんでしょうか?興味が尽きません。また、うちの娘はギターなど弦
楽器などには興味津々ですが、オカリナなどにはあまり興味がなさそうだと
いうのは新しい発見でした。まだ理解できていないだけかもしれませんね。

 それにしても、このイベント、領収書を見て気が付きましたが、値段
8,100円の内訳は、バス代2,000円、宿泊(夕朝付)6,100円なのですね。
実質タダじゃないですか。募集要項にもしっかりそういうことを書いたら良
いのではないでしょうか?ガイド付きの遊歩道散策有り、山菜講習会有り、
餅つき体験イベント有り、それが無料とは民業圧迫と言われても良いくらい
なのでは?そういうイベントやガイドツアーって、日帰りでも6,000円から
10,000円くらいするイメージがありました。有峰のイベントはとてもお得で
す。

 翌朝は朝起きて猪根山を散策し、各自朝食を頂いた後、餅つき、しめ縄づ
くりへと移行しました。これも体験会というよりは、村民による山開きの儀
式の準備と言った方が正しいんでしょう。村民のお祭りの準備という表現が
一番近い気がしました。皆さん滞りなく、サクサクと作業をされていて、入
り込む隙間もありませんでした。その忙しい中でも、娘にはわら縄で淡路結
びのアクセサリーを作っていただいたり、縄の綯い方を教わったり、餅つき
のコツなどを教わったりとご迷惑をおかけしていましたが、様々なことが学
べる良い機会でした。しめ縄は必ず左綯い、右綯いは使わない、その理由は
左綯いの縄の方がしっかりしていて解けることがないからなんだ、という話
は新鮮でした。また、オオナルコユリという山菜は初めて名前を聞きました。
後で少し持ち帰り食べてみましたが甘くて美味しい山菜でした。お雑煮?も
帰りにもらった餅・山菜弁当もとても美味しかったです。

 イベント終了に先立ち、振り返りアンケートや村民活動記録簿(旅日記)
を記入する時間がありますが、一つ言わせてください。
 旅日記は、ありみネット内のhttp://www.arimine.net/tabi.htmlでも公開
されていますが、有峰ビジターセンターに設置されている「村民活動記録簿」
です。村民活動記録簿とは、「有峰に来た一人一人の、自分専用の旅日記」
で、「用紙は、ビジターセンターのバインダーにストックされ」ていき、
「次に有峰を訪れた時、バインダーに綴じられた自分の用紙を探して新しく
メッセージを付け加えていく」ものです。「自分だけの有峰旅日記」が「有
峰に足跡」として刻まれて、有峰森林文化村がある限り永遠に残っていく記
録、文化村の歴史のようなものです。事務的な都合や経費の問題などもある
のでしょうが、白黒コピー用紙に書くようなのは余りにも味気ない。ただの
アンケートではないじゃないですか。たとえそれを後日自分の旅日記に貼っ
ていただくのだとしても、過去に来た日の思い出も振り返り、以前の記憶と
今の思いを対比させながら、自分の想いを綴っていく。そういうものなんじ
ゃないですか?山小屋などに置いてある落書帳のように、謎に思索に富んだ
文章が書いてあったり、子どもの落書きがあったり、それが、数十年に亘っ
て残っていき、十年ぶりに来た方などがそういえばこんな時代もあったなぁ
と懐かしむような、そういうものだと私は思います。文化村で数ある活動の
うちでも、1、2を争う主要な活動で、良いところだと思っていたので、また
次回からのイベントの際などには活かしてほしいですし、ビジターセンター
を普段訪れるお客さんにも是非書いてみることを勧めてみても良いのではな
いでしょうか。

 想像通りとても居心地の良い、楽しいイベントでした。講師の方々、文化
村の職員の皆様、色々と準備していただき、ありがとうございました。
次は村仕事かな?
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◆ねじばな便り
 ~有峰を訪れて~                    竹内 健心
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 今年度で、有峰森林文化村指導員2年目になる、竹内健心と言います。
今年度は、文化村指導員がローテーション形式で、有峰新聞に記事を上げて
いきたいと思っています。有峰村民の皆様、これからは文面で宜しくお願い
致します。
 今回は題名にある通り、今まで有峰にほとんど訪れたことのない僕自身が、
昨年度の半年間を過ごしてみて印象に残ったもの、感じたことなどを、書い
ていきたいと思います。

 最も印象に残ったものは「有峰ダム湖」です。
展望地から一望した景色はとても素晴らしく、春~夏には湖に緑が映え、晩
秋には湖と紅葉のコントラストにとても感動しました。さらに昨年は、湖の
水面が鏡のようになり、周りの景色が鮮明に映っている光景を、冷夕谷キャ
ンプ場の湖畔で見ることができました。まるで全体が芸術作品のようで、思
わず手で枠を作ってしまうほど美しかったです。
 
 有峰各所から望む「薬師岳」にも感動しました。
霧ひとつ無い、晴天時に見上げる薬師岳はとても清々しく、山岳の雄大さ、
美しさを改めて感じることができました。もちろん、登頂し山頂から眺める
景色も最高だと思いますが、見上げることでのみ感じられる、感性もあるの
だと思いました。

 有峰を吹き抜ける「風」も好きになりました。
有峰の風は湿気が無く、吹き抜け風を浴びると、とても心地よく、こんな気
持ちの良い風があるのだなと、驚きました。特に僕は、冷夕谷キャンプ場の
湖畔の風、砥谷半島遊歩道の展望台の風が大好きです。ずっと目を閉じて浴
びていたい気持ちになります。また、風が花や木々の香りを運んでくれるの
で、季節が変化するたびに違った風を感じられ、面白かったです。

 有峰の「星空」の美しさにも気づきました。
これは昨年ではなく今年なのですが、ふと夜に星空を見上げると、平地とは
比べ物にならないくらい星が大きく瞬いていて、しばらく見惚れていました。
冷夕谷キャンプ場の湖畔で、寝転がりながら見る星空はきっと綺麗だろうな
あ、などと妄想をしながら星空を眺めていた時間は、感慨深かったです。僕
は天文学の知識は全くないのですが、こうも星が綺麗だと純粋に星座などを
探したくなりました。少しでも勉強をして、有峰の夏の大三角形などを見つ
けられたら良いなと思っています。

 以上が、僕が有峰を訪れて大きく印象に残った、感じたことです。
この記事を書きながら、自分が有峰というとても素晴らしい環境にいるとい
うことを改めて感じることができました。これからも、有峰を全身で感じて
いきたいと思います。
 最後に、この記事を見て少しでも、有峰に行って湖畔の風を感じてみたい
な、有峰の星空を眺めてみようかな、など思っていただけたなら嬉しい限り
です。有峰村民の皆様が、また有峰へお越し下さることを心からお待ちして
おります。最後まで御拝読いただき、ありがとうございました。

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◆編集局からのお知らせ                 有峰森林文化村
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◇7月21日(土)~22日(日)に、有峰だいすき会が主催されます「第10回有峰
村民村仕事の集い」は、定員を超えたため募集を締め切りさせていただき
ました。


次号の有峰森林文化村新聞は、6月29日に発行予定です。
 6月~11月間は二週間毎に、12月~5月間は月1回、第3週の金曜日に発行い
 たします。

◇ホームページありみネット 
    http://www.arimine.net /へのリンク

◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし投稿お待ちしています。
 (デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿してください。)
  有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。

◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたし
 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
◇あて先   E-メール:info@arimine.net

                     有峰森林文化村助役(編集長)
 のどかな有峰
 緑の香風、青の湖波、白の綿毛、黄のてふてふ 気温18℃快晴
 大自然の中で息、生き、意気
 

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