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有峰村民の皆様と、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2017年12月15日 第398号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/青山和浩
(発行日現在の有峰村民人口:865人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆俳句ポスト11月入選作品
◆ねじばな便り
 ~石黒智美さんと森の記憶ワークショップ~        中川 正次
編集局からのお知らせ                 
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◆俳句ポスト11月入選作品
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富山県俳句連盟会長 中坪 達哉選(添削後)

思い出を包み込みたる山仕舞い  河原 芳博
駆け足で来たる寒さや山寂し     同
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ねじばな便り
 石黒智美さんと森の記憶ワークショップ~        中川 正次

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 2002年6月に、中野さんに有峰に来てもらい、下見をしてもらいました。
その下見をもとに、2003年9月に「森の記憶ワークショップ」を開催しました。
2002年から2005年ぐらいまでは、中野民夫さんからたくさん教えてもらうラッ
シュといってもいい時期です。

 2002年秋、中野さんが中心となって、群馬県赤城の国立青少年自然の家で、
全国から200人ほどを集めてのワークショップが開催されました。私は、勉強
のために、公費で参加しました。そこには、富山県から2人が参加していまし
た。一人は私。もう一人は、石黒智美さんでした。自腹を切っての参加にちが
いありません。彼女は、庄川町出身。中野さんの計らいでしょう。グループ討
議の中で、私と石黒さんが、同じグループになっていました。話をしているう
ちにセンスの良さに驚きました。レイチェルカーソンの「沈黙の春」、「セン
スオブワンダー」で盛り上がりました。赤城から降りてきて、乗る電車が違う
高崎での別れ間際、「来年、有峰で働いてみませんか」と声をかけました。

 彼女は、翌年、指導員として働いてくれました。半年限り(5月から11月ま
で)でしたが、富山から有峰までの公用車での移動中や、猪根山遊歩道を歩き
ながら、どんなふうに有峰森林文化村を持って行ったらいいかを話ししまし
た。有峰森林文化村基本構想なり、基本計画ができていますから、それを彼女
と話ししながら、肉付けしていったのです。実は、彼女、以前、一緒に働いた
ことのある、林業職員の石黒裕崇さんのお姉さんでした。ご両親が立派な人だ
ったのだろうと思います。お姉さんも弟さんも、森や自然を愛する、落ち着い
た人たちでした。庄川・井波は、浄土真宗の篤いところ。彼女と、親鸞や蓮如
の話を、小見線を運転しながらよく話したものです。

 さて、2003年の森の記憶ワークショップです。9月13日(土)から15日(祝)
に開きました。この設計はこうです。
 大前提として、
私たちが森の中を歩くと、生きものたちの息吹きを感じ元気がわきだしてくる
のは、私たちの遠い祖先が、森の中にいたことと無縁ではない。元気をとりも
どし生きていることの意味を考えなおす森。そんな場所に、有峰はふさわしい。
 このことを、深めあい広げあうために、中野民夫さんと小野三津子さんを、
水先案内役(ファシリテーター)としてワークショップを開催する。

 内容としては、有峰の奥深い天然林を味わい、森につながる私たちを実感す
る。深い天然林に記された「森の記憶」に思いを馳せ、辿ってみる。私たち一
人ひとりにとっての「森の記憶」を思い出し、辿ってみる。「いのち」と森や
地球とのつながりを実感し、忙しさと困難の多い日々や社会を生きるやすらぎ
と力を得るきっかけをつかむ。
 2泊3日で、参加費5,000円。募集人員20名。富山までの交通費がかかるとは
いえ「日本のワークショップの価格破壊だね」と中野さんに苦笑されました。
当時の有峰青少年の家の1泊2食単価は、2,000円ほどで、しかも、1泊は150
円のキャンプ場での野宿であり、講師謝礼は参加費で見ませんから、積算上、
そうなってしまうのです。

 何よりも、「森の記憶ワークショップ」という名前が、やりたいことを伝え
ていたと思います。この名前は、石黒さんと私が、「ああでもない、こうでも
ない」のなかで考え付きました。富山県内からの参加者は2人。自然学校の第一
人者、中野民夫のワークショップですから、全国から参加してくださいました。
 さらに、中野さんが中心となって作られた本、「自分という自然に出会う」
で、森林浴の部分を書かれた小野さんがファシリテーターされるというのも効
いたと思います。それにしても、「自分という自然に出会う」、なんとすごい
言葉。さすが麻布高校、さすが博報堂。

 プログラムは、おおよそ、中野さんと相談していましたが、細部は、前日入
りした中野さん・小野さんと、石黒さんと私で細部をつめて行きました。
 前日の晩、中野さん、小野さん、石黒さん、そして私が、森の記憶ワークシ
ョップの成功を祈り、冷タ谷の湖畔で、手をつないでぐるぐる回りました。薬
師岳の上には、満月が浮かんでいました。
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◆編集局からのお知らせ                 有峰森林文化村
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◇次号の有峰森林文化村新聞は、1月19日に発行予定です。
 なお、12月~5月間は月1回、第3週の金曜日に発行いたします。

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 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
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                     有峰森林文化村助役(編集長)
有峰の狛犬
 通称シシ、サル、クマ、ヌエの8体4対が、富山市大山歴史民俗資料館に常時
展示されています。それぞれに魅惑的な容姿をしてますよ~。特に、ヌエは何
とも言エヌ。あと数日で酉は去り、戌の年を迎えますが、有峰の狛犬は何時も
居座ってま~す。