******************************************************************
ありみネット http://www.arimine.net/

有峰村民の皆様と、ほぼ2週間に一度、双方向で交流するメールマガジン
有峰森林文化村新聞 2008年7月26日 第160号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/荻沢明夫
(発行日現在の有峰村民人口:624人)
******************************************************************
━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オレゴン有峰往復書簡第40回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
〜何も足さない何も引かない〜
◆6月に寄せられた俳句
◆「第6回有峰俳句の会」参加者募集
◆「第20回有峰森林文化村祭」のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
─────────────────────────────────
◆オレゴン有峰往復書簡第40回目 オレゴンから有峰へ 小杉礼一郎
  〜何も足さない何も引かない〜
─────────────────────────────────
多事あって飛ばしてしまいましたが、あれ以来なにかにつけ、貴方から聞
いたことば「俗化させずに大衆のものとする」が私の頭の中でぐるぐる廻
ります。垢抜けしない素人の言葉ですけれど言いたいことは伝わってきま
すよね。

片や「何も足さない何も引かない」というキャッチコピーがありました。
こちらはさすがプロフェッショナルの研ぎぬかれた言葉だと感心します。
ウィスキーの宣伝だけに使うにはもったいない。これは人間が自然に向き
合うときの金言ではないかと思います。

現実には、人間が自然を相手にする時、何も足さず何も引かずには誰も生
きていけるわけもない。まして人口も増え高度に科学も文明も発達した現
代にあっては、人間は自然に対してさんざんに引きまくり足しまくってお
ります。そして自然と人間のバランスシートがそれで収まる訳はなく、
日々のニュースに出てくるような色々な問題−自然のしっぺ返し―が起き
てきています。

有峰とて例外ではありません。あの谷に巨大な人造物であるダムを造り、
谷にあった人々の営みと暮らしを消し去り、その地の自然を湖底に沈めて
しまったわけですから。
けれども、人間が自然の中で集団で棲息していく以上必要最低限度の足し
算引き算はある。
それについてはよっぽどのディープエコロジストで無い限りはほとんどの
人が同意できることでしょう。大衆化か俗化かわかれるのはその先のこと
です。
どうせ元の自然じゃないんだし、と経済原則で押し通していくか? 罪な
ことをしているという気持ちを持ってそれ以上「何も足さない何も引かな
い」か? 今の有峰は後者で来ているように思えます。

以前例に挙げたアメリカの国立公園の道路は自然を「大衆のものとする」
ための必要最低限度の足し算(自然にとっては引き算)ですが。 
(そういった個所は気をつけてゆっくり走ればいいのだから)とその道に
ガードレールを作らないことは「俗化させず」に通ずると思います。剣岳
もメインルートの登山道には鎖場も鉄梯子もありますが、バリエーション
ルートにはそういったものは設置されていません。まさしく試練と憧れで
すね。「危ないから」という理由が金科玉条になってしまうと人間が自然
に対して手を入れることに何の歯止めもなくなってしまう。「自然を侮る
と命を落とす」この当たり前のことは忘れてはいけないと思います。

最近、日本発でバンダリズムの一連のニュースを見かけました。(善光寺
の落書き、イタリア大聖堂への落書き、上越新幹線車両への落書き…)
思ったことは、「鳥や獣など自然の側からしたら、別段破壊行為でもなん
でもない。好きにやって。ということになるのだろうなあ」ということで
した。動物でなくとも目の不自由な人にとってもその通りでしょう。むし
ろうるさい車、余計な音楽などがバンダリズムとなります。ある意味私達
は五感のなかで視覚にウエイトを置きすぎですね。


─────────────────────────────────
◆6月に寄せられた俳句
─────────────────────────────────
 有峰村民の方々から俳句ポストに寄せられました6月のよい句を中坪達
哉さんに選んでいただきました。これからも優秀な作品を毎月掲載します
ので、有峰へお越しの際はビジターセンターへお立ち寄りいただき、俳句
ポストに投稿してください。

6月の「俳句ポスト」作品から(添削後) 中坪 達哉 選


我先に森の緑へ走るなり       荻沢 明夫(富山市)

和田川も薬師も見ゆる梅雨の入り   大井 孝行(富山市)

夏霧の揺るるカーテン有峰路     栗島 靖子(高岡市)

朝まだき湖面を飛ぶは岩燕      河原 芳博(砺波市)

春到来熊鈴響く有嶺街道       北見 健 (富山市)

─────────────────────────────────
◆「第6回有峰俳句の会」参加者募集
─────────────────────────────────
 有峰森林文化村では、中坪達哉さん(富山県俳句連盟副会長)を講師に
お迎えし、「第6回有峰俳句の会」を開催します。盛夏の有峰の自然を見
つめ、俳句を通して有峰の水と緑といのちの森を五感で感じてみませんか。
行事の都合上、募集人員は15名とさせていただきますので、早めに申込
み願います。

1 主催   社団法人富山県農林水産公社

2 場所   富山市有峰(宿泊:有峰ハウス076-481-1758)

3 日程   平成20年8月30日(土)〜31日(日)

8月30日(土)
 8時30分 富山駅北口集合。出発。バスにて有峰に向かう。
 9時10分 立山あるぺん村(乗車)
 10時   有峰散策(永遠の木周辺・冷タ谷キャンプ場周辺)
 18時   夕食(有峰ハウス)
 19時30分 句会(有峰ハウス食堂)

8月31日(日)
 7時   朝食
 8時30分 有峰ハウス出発
 9時   深緑の大多和峠散策
 12時   昼食
 13時   句会(有峰ハウス別館:会議室)
 14時30分 有峰ハウス別館出発
 15時20分 立山あるぺん村
 16時   富山駅北口、解散

4 募集人員 先着15名(初心者の方も大歓迎です。)

5 参加費 7,450円

6 申し込み方法・申込期限
  葉書に、住所・氏名・性別・電話番号・乗車場所を記入の上、
  平成20年8月15日(金)までに申し込んでください。
  〒930−1458 富山市有峰    
  社団法人 富山県農林水産公社 有峰森林部俳句係

7 問い合わせ
(1)電子メールinfo@arimine.net
(2)電話 076−481-1758 担当 水野・北見・山本

8 その他
(1)参加者が決定次第、連絡します。
(2)8月30日の弁当(昼食)は持参してください。

─────────────────────────────────
◆「第20回有峰森林文化村祭」のご案内
─────────────────────────────────
 8月9日(土)10時から「第20回有峰森林文化村祭」が開催されます。
楽しいイベントがたくさんありますので、ご家族揃ってお越しください。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
(内容)
 ワークショップ(燻製つくり,火起こし体験,虫笛つくり,ロープワーク)
 有峰ダムミステリーツアー
 木工クラフト教室
 イワナ・ニジマスプレイランド
 キャンプファイアー
 うまいもんコーナーなど
─────────────────────────────────
有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。
皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載しますので、どしどし投稿
ください。お待ちしております。
あて先は
info@arimine.net