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有峰村民の皆様と、双方向で交流するメールマガジン

有峰森林文化村新聞 2018年9月21日 第412号
編集/有峰森林文化村会議 編集長/青山和浩
(発行日現在の有峰村民人口:937人)
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━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「山じまい感謝の集い」の開催案内
◆ねじばな便り
 ~一隅を照らした提灯~                 中川 正次
 ~大多和集落を再訪しました~             八十島 大輔
 ~野生のキノコを知る~                 矢野 昌子
編集局からのお知らせ                有峰森林文化村

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◆「山じまい感謝の集い」の開催案内
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1 目的    
  紅葉の有峰で、有峰村民相互の交流を深めるとともに、森の恵みに感謝
 し、かつての有峰びとが築き上げた森林文化への理解を深める。

2 開催日および日程  平成30年10月27日(土)~28日(日)1泊2日
 10月27日(土)
   10:30 富山駅北口出発(バスに乗車)
   11:20 立山あるぺん村発( 〃 )
   12:00 有峰に到着
        昼食(弁当持参)
   13:00 はじまりの会(有峰ビジターセンター)
   13:30 遊歩道を散策しながら野鳥の観察(講師:碓井一平氏)
   16:30 有峰ハウスチェックイン、自由時間、入浴
   18:00 夕食
   19:00 夜の語り部講(野鳥の話)
   20:00 交流会・音楽会
 10月28日(日)
   7:00 朝食
   8:00 猪根平周辺を散策
   10:00 村民の集い
   12:00 昼食 
   13:00 ふりかえり(有峰ビジターセンター)
   13:20 有峰出発(バス乗車)
   14:10 立山あるぺん村発
   15:00 富山駅北口到着

3 宿泊場所  有峰ハウス 電話076-481-1758
4 対象者   有峰村民(当日に村民登録可)
5 バス乗車口 当方が契約する海王交通㈱のバスに、
        「富山駅北口」又は「立山あるぺん村(無料駐車場有り)」
        から乗車してください。 

6 定員    25名程度(先着順)
7 参加費(宿泊、食事、バス代) 
        大人(中学生以上) 8,100円、小学生 5,600円 
        ※つり銭が発生しないように準備願います。
8 募集期間  平成30年9月21日(金)~ 10月12日(

9 申込み方法 ハガキ、FAX、E-メール(info@arimine.net)
        で申込み下さい。
 (申込み内容)①郵便番号、②住所、③氏名(ふりがなも記入)、
        ④性別、⑤年齢、⑥電話番号、⑦バス乗車場所
        (富山北口 又は あるぺん村)

10 あて先   〒930-1458富山市有峰
        有峰森林文化村 「山じまい」係
11 問合先  有峰ビジターセンター 担当 竹内、大井、平野 
       電話(FAX兼用)076-481-1758


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ねじばな便り
 〜一隅を照らした提灯〜                  中川 正次
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 昨今の豪雨災害や台風の頻発から、地球温暖化の進行は疑いようのないも
のとなっている。私は、1972年に出たローマクラブの「成長の限界」を、若
い頃、何度も何度も読んだことから、「ほらみたことか」という思いしかな
い。電気をたくさん消費するリニア新幹線を作ろうとしているJR東海とそれ
を後押ししている政府は、狂気の沙汰。スピードを上げるためにはエネルギ
ーがたくさんいるとわかっている以上、そんな科学技術なんて、要らない。

 トランプ大統領は、環境なんかどうでもよいと思っている。インターネッ
トで調べれば、その証拠がどんと出てくる。習近平とて、変わらない。地球
環境にとって一番害のあるものは、戦争である。足尾鉱毒事件が、日清・日
露の戦争のたびにひどくなったことから、明白に証明されることである。国
家、国家と言っていると、ろくなことがない。

 タモリが、面白いことを言っている。中学だか高校のとき、学校の弁論大
会に出たそうである。絶対に優勝すると自信があったそうである。ところが、
だめだった。先生から、日常のことを掘り下げた演説でないとよくないと指
導されたそうである。翌年、その教えを忠実に守ったら、優勝したそうであ
る。

 日本人は、最澄の「一隅を照らす」が好きである。自分にできることから
始めようが評価されるのは、日本だけのことなのか、外国でもそうなのかは
わからない。タモリの例からわかるように、少なくとも学校教育で、そうい
う風に指導しているのである。しかし、日本人は、どうも、自分にできるこ
とで一丁上がりになっているように思える。レジ袋運動、大いに結構。なら
ば、なぜ、立山を周年観光化? これは、地球温暖化を促進するに違いない。
お金儲けがしたいだけだと思う。

 有峰森林文化村の村長をお願いしている梅原猛さんの著書「森の思想が人
類を救う」は、私たちの進むべき道を示している。足元の一隅を照らした提
灯を、高く闇夜に掲げて進もうではないか。




 
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◆ねじばな便り
 ~大多和集落を再訪しました~             八十島 大輔
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 2018年4月20日の有峰森林文化村新聞第402号で報告をいたしましたが、3月
に大多和峠を越えて有峰林道に遊びに行ってきました八十島です。この度、
家族で大多和集落までピクニックに出かけ、更に大多和集落の魅力にハマっ
てしまったのでまた少し感想でも書こうと思います。
 さて、大多和集落といえば、有峰林道からも10年程度前までは大多和線を
通り抜け、国道41号まで出る途中で訪れることができました。しかし、大多
和峠のゲートが閉じてしまってからは、大多和峠を越えて料金を払わずに有
峰林道に侵入しようとするような人や、その他山菜取りなどの一部の方しか
訪れる人もいなくなったような、廃村です。
 その昔は、6軒の家があり、自給自足的に暮らしていた村だったそうです
が、段々と村を出ていく家があり、歯抜けになって集落を維持できなくなり
通年で住むことはなくなってしまったと言う話です。

 今回、佐古の集落先にあるゲートに車を停めて約3kmの道のりを歩くこと
1時間で大多和集落につきました。大多和峠までは更に6kmの距離です。集落
につくまでの道も、しっかり草は刈られており、刈跡からワラビなどが芽吹
いていました。集落についても、畦道などもしっかりと刈払われており、畑
こそイタドリのジャングルだったり、ワラビ畑になっていたりと山菜の成れ
の果てが繁茂していましたが、クズに覆われるでも灌木が生えるでもありま
せん。所々にテープで囲ってあり耕して里芋などを植えてある畝があったり
します。イノシシ用なのか、箱罠も置いてありました。
 冬に来た際の想定どおり、確実に人の手は入っている、しかも、年に一回
などの頻度ではなく結構な高頻度で。と思いながら集落を巡り、神社にお参
りをしました。神社の裏の栗の木からは多くのイガグリが落ちており、家の
近所ではそんなものを見つけても大抵は既に中身は拾われたあとなのですが、
大粒の美味しそうな栗が入ったまま地面に転がっているのを発見。そしてそ
の近くには、立派なぶなの木が倒れているものの、道は通れるように切り捨
ててあり、ナメコは出るだろうなぁなどと見ながらふと思います。人の手は
入ってはいるものの、人の住んでいない集落は哀しいものだなと。

 ふと、何処かからラジオの音が聞こえてきたので行ってみると、一人の男
性が道路の側溝を手作業で掘って直していらっしゃいました。聞いてみると、
今年の夏の大雨で、村の真ん中を流れる小川に上流から土石流が来たので直
しているのだそうです。近くを見てみると、小さなユンボと、掘り上げた土
砂。一人で直してらっしゃるんだそうで、クリアアサヒを片手に側溝を並べ
ていました。今は電気も止まってるけど、そのぶん星はとても綺麗だと言う
話で。よく故郷に帰ってきては何日か寝泊りしながら様々な作業をしていら
っしゃるそうです。

 昔はこの近くにも小学校もあったのになぁ。そう言いながら教えてくれた
昔のことの中で、有峰に関する話題をいくつか。

 集落の神社の近くに鯉や鮒が飼われている池がありますが、そのそばに建
っている蔵は、有峰から移築したものなんだそうです。有峰は大正8年に富
山県が発電計画を建て、日本でも最初の方に過疎、と言うか村の人が居なく
ならざるを得なくなった山里です。有峰を追われ、富山へ移り住んだ人、神
岡や山の村へ行った人などもいる中で、刀などの大事なものなどと一緒にな
のか、この大多和まで橇などを引いて資材を運び、移築されたんだとか。

 また、今もしっかりと建っている三軒ほどの住宅のうち、一番集落の入り
口に近いところの家が、野口トメさんでしたっけ?有峰が水没するギリギリ
まで夏場有峰に暮らしていた方が春になるとやって来ていた家だそうです。
春になると、富山の方から魚の干物などを持ってやってきて、春先の田んぼ
などの仕事を手伝って、米などを大多和から持って有峰に登っていきました。
 また、秋になると岩魚の干したものや山菜の保存食などを手に有峰から下
山し、大多和でまたすこし作業を手伝ってから富山へ帰っていっていたんだ
そうです。

 有峰は平家の落人が住み始めた、という伝承もあるような地区ですが、大
多和は源氏の子孫なんだそうです。平氏でなければ人にあらずと言われた平
家の絶頂期、その前の戦に破れた源氏は各地に落ち延びました。木曽義仲と
かもそうですよね。そういう最初に逃げてきた人間が、大多和の集落などに
住み、それから時を経て今度は源氏の世の中になった際に逃げてきた平家の
落人は、ここよりもさらに山奥の有峰に逃げていったんだ。という伝承があ
るそうです。
 なので、大多和と親戚関係、結婚するというときに、神岡や山の村方面に
は行っているけど、有峰とは無かったと聞いているという話や、大多和では
なんとか米も作ろうと思えば作れたし、餓死者が出ることは無かったけれど
も、有峰では米も採れず酷いときには餓死者も出たなんて話もあるのかもし
れません。

 そんなこんなな大多和ですが、地元の方も仰っていました。老人を老人ホ
ームなどに押し込めて、なんやかんや介護の手が足りないとか人手不足だと
言うならば、こういうところに集団で移住すれば良いんだと。
 水はある、日当たりはいい、今となっては薪として木を切ったところでと
やかく言う人もいない。そこら中に山菜はあり、栗も、栃も、楢もいっぱい
生えている。畑だってある。毎日作業しながら仕事をしながらぼちぼち暮ら
していけば、十分楽しい余生を過ごせるし、人に迷惑もかけず、呆けずに死
んでいける。そういうのだってありだよね。と。
 まぁ、冗談含みですが、きっと3、4世帯あれば今でも普通に住めます。
誰か一緒に住みませんか?集落が南向きなので日当たりも良く、平らで開け
ており、ホントに良い集落です。

 過去には、やってきて宴会してビン缶などのゴミを捨てていったり、山菜
を根こそぎとっていったり、荒らしていったりする人も居たそうですね。信
じられません。
 今回行った際には、いつでも気軽にいらっしゃい、キャンプも良いよ、そ
の場で食べる程度には山菜も採ってかないと肥らないからね。また来てねと
仰っていただいたので、また大多和には遊びに行きたいと思います。どなた
でも一緒に行きましょう。富山市内から車で1時間半かかりませんよ。

 山の上の方は既に色づき始めていたピクニックでしたが、秋はもうすぐそ
こです。有峰も今年の紅葉はどうなるでしょうか。















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ねじばな便り
 ~野生のキノコを知る~                 矢野 昌子
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 9月も半ば過ぎ、ビジターセンター前の芝生広場に立つ数本の白樺の葉が
黄葉へと紅葉を始めました。有峰も日中20℃を下回る日が続いており、涼
しくなってきました。
 事務所の私の席から正面にカラマツ林が見えています。ここ最近は、この
林に人の姿を見ることが多くなりました。1日に時間差で3~4組の時もあ
ります。まさに、この時期を楽しみにしているキノコ採りの方々のようです。
その姿を見かけると、キノコのシ-ズンがやってきた、これから秋へ向かう
のだと感じます。

 勤務1年目、先輩に連れられ、有峰の林内に出るハナビラタケ・ハナイグ
チ・ヌメリスギタケモドキ・ナラタケといった聞き慣れない、初めて耳にす
るキノコを採取に行きました。ありそうな場所に、ちょうどいい頃に行くと
種類によって地面、木の根本や木から出ているのです。もう、楽しくて楽し
くて。こうやって、自分で見つけて採る。香り、味わう楽しさ、喜びがキノ
コ採りに惹かれる要因でしょう。スーパーには、野生のキノコは販売されて
ないので、貴重ともいえるのではないでしょうか。風味や香りもそれぞれあ
ります。因みに、私はブナハリタケとキクラゲがお気に入りですが、なかな
か出会えません。
 食するにあたっては、毒か否かを知ること。これは、大事なことです。

 来月は、文化村の行事「秋の恵みの集い」が開催されます。今年は、どれ
だけの種類がどのくらい採れるでしょう。参加者の方々が満足いただけると
よいなと思うところです。 

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◆編集局からのお知らせ                 有峰森林文化村
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次号の有峰森林文化村新聞は、10月5日に発行予定です。
 6月~11月間は二週間毎に、12月~5月間は月1回、第3週の金曜日に発行い
 たします。

◇ホームページありみネット 
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◇文化サークル活動所/有峰デジタル画廊にどしどし投稿お待ちしています。
 (デジタル写真でも絵画(写真に撮って)投稿してください。)
  有峰森林文化村新聞は村民の交流の場として利用してください。

◇有峰森林文化村では皆様からいただいた情報やご意見、感想を掲載いたし
 ますので、どしどし投稿をお待ちしております。
◇あて先   E-メール:info@arimine.net

                     有峰森林文化村助役(編集長)
 色あざやか
 有峰ハウスの外壁塗装工事が終り、まるで新築したかのような色鮮やかな
様相になりました。周辺の山々も色づき始めてきましたが、来月中旬の紅葉
の見頃には、色あざやかに移り変わるといいな~
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